久しぶりに書いてみます。
最近は取引先とのやりとりをかなり私がしているので、このブログを書く意味が薄れてしまい、ブログの更新はしていませんでした。
色々と書きたい事もあるんですが、パース屋さんの社長のブログなので、、控えめに書いてはいます。
今年に入ってから、大手企業で45歳以上の早期希望退職という名のリストラがはじまったようです。自分から辞めるまで面接が続くという事案もあるようですので、事実上は退職勧奨なのでしょう。
巷では“人手不足”と叫ばれていますし、“70歳まで継続雇用 企業に努力義務”などという話しも見聞きします。
それなのに45歳以上でリストラ。。
“50歳過ぎた社員は新しい価値を生まない”という話しも見かけました。
実際は年齢は関係なく、20代でも30代でも同じで、新しい価値を生まない人は生みません(汗)結局、何歳でもルーチンワークしかしない、自分から仕事を発展させようとは思わないという人はいるんです。
大企業は年功序列なので、同じ「仕事を発展させられない人間」であれば、給料が高い高年齢の方のほうが、会社の経営においては「負担」なんだと思います。
結局は、まだ若い「新しい価値を生まない人」は、今はさほど高給ではないのでリストラの候補には上がっていませんが、その姿勢のままですと、年功序列の会社であればそのうちリストラされる可能性が上がるという事です。
うちの仕事は技術職で、昔から「手に職」と言われるような職種でもあります。自分の実力で生き抜くという職種です。建築CGパースクリエイターとは、言い方を変えれば建築物専門のイラストレーターですから、事務系のサラリーマンとはまったく異なります。ですので年功序列ではなく、成果主義・歩合給という感じの職種です。成果主義や歩合給と聞くと嫌がる人がいますが、そいう方はこれからの時代は生き抜きずらいでしょう。
それは、大企業でも成果主義・歩合給という感じになる可能性が高いからです。
大企業もグローバルスタンダードで、外資系の企業のような実力主義になりつつあるという事です。まあ、時給になると予測している方もいるようですが、どうでしょうね。。
私が若い頃は、いい大学を出て大企業に勤めたら一生『安泰』・・手に職を付けるような職種は下積みも含め『大変』という風潮がありました。しかしながらこれからは、みんな『大変』になったとも言えるでしょう。むしろ手に職を付けるような職種のほうが確実に食べて行けるような気もします。
・・・というよりも、手に職があって、新しい価値も生めるような人材はリストラはされないでしょうし(^-^)
成果主義・歩合給と聞いて、“自分なら給料沢山貰える!”と考える人間は仕事が出来る人間です。むしろ『完全歩合』でもいいと思うぐらいの人がいてもいいぐらいだと思います。。いないか(笑)
・・ちなみに私は若い頃は『完全歩合』の会社に勤めて?個人事業主として所属して?いましたし。。もちろん完全に雇用されていた訳ではありませんでしたので、それはそれはヒドイ待遇でしたが(笑)・・・徹夜明け(完徹ではない)にも関わらず蹴って起こされましたし(汗)・・・今では考えられない待遇ですね・・スーパーパワハラです(笑)(ちなみに現在弊社では基本的には徹夜はないです。勝手にしてしまう人はたまにいるかも知れませんが。。^_^;)
話しを戻して、なぜ成果主義・歩合給の話しを書いたかというと、どの会社も会社自体は『完全歩合』だからなんです。仕事が「0」なら売り上げも「0」なんです。
その完全歩合の状態の会社に勤め、自分個人は毎月・毎年、安定した給料をもらえる・・つまりは守られている訳ですが、高度経済成長期ならまだしも、この不景気な時代には、もう大企業でも社員を守っていくのが難しいという事です。そのような時代、中小零細はどうでしょう。
企業はどこでも、売り上げが多い時は、大企業では内部留保とも言われる『剰余金』を貯めます。そして売り上げが少ない時に、その剰余金を切り崩して従業員に給料を支払います。売り上げが多い時が続けば内部留保が増えますが、売り上げが少ない時が相当続けば枯渇します。枯渇しては潰れてしまいますので、枯渇しそうなぐらい景気や経済が下向きが続きそうな場合は”対策”を練ります。その対策が早期希望退職という名のリストラです。
しかしリストラはどこの企業でもしたくはありません。ですので仕事が忙しい時には頑張って売り上げを出し、『剰余金』を貯め、仕事が暇な時にはその『剰余金』を切り崩し社員に給料を支払い、どうにか資金が枯渇しないようにと社員一丸となって仕事を取れるように頑張るんです。そしてリストラを避けようと努力する訳です^-^。。つまりはいつでも「頑張る」という前向きな行動をするのが「企業」なのだと思います。
まあ、大企業がリストラを加速させているという事は、大企業の経営者は、「これから日本は不景気になる」と予測していると言っても過言ではないと思います。もしくは仕事が出来ない人に辞めてもらい、仕事が出来そうな人を入れる、入れ替え作業なのかも知れません。←そのような記事も見かけました。
『IT業界「人手不足」と「大量の人余り」が同時発生 これってどういうこと?』
という記事も見かけましたし。。
結局のところ今の日本は、人手不足ではなく、人材不足なんでしょう。。
ですので、一人ひとりが会社に甘えないで良い人材になる。それが一番安定した生活が送れる要素なんだと思います。
手に職を付けるという事は、非情に大変です。誰でも出来る事には大きな価値はありません。大変であればあるほど習得すると価値が上がります。ですので、 会社に守ってもらおうなんて甘えた考えは捨て、大変でも自分の手に職を付けて自分の生活を自分自身の技術で守る。会社とは、そういうプロ意識を持った人間の集まりにしないと生き残れないのだと思います。社会は進歩します。新しい価値を生めるような人材に自分がなった時、自身も安心して生きて行けるということですね^-^
・・という事で、真剣に仕事をしたい方、新しい価値を生めるような人を弊社では募集しています。。なかなかいないか(笑)・・・もとい、素直な方を募集します^-^(←相手に対して素直な方ね。自分に対して素直な方は真逆ですので^_^;)
「ハイ」と素直に行動に移せる方であれば、自らの考えや意思でなくとも、結果的に価値を生める人材になれますので^-^。。